2013年8月9日金曜日

おすすめ:Overdressed: The Shockingly High Cost of Cheap Fashion


本日のおすすめは、「Overdressed: The Shockingly High Cost of Cheap Fashion」 by Elizabeth L. Clineです。

最近は「Fast Fashion」なんて言葉も出来たくらいに、安くてかわいい服が巷にあふれるようになりましたが、その舞台裏はとんでもない事になっているぞと警鐘を鳴らしている本なんですね。

その服のQualityとは「何回洗濯に耐えられるか」という意味にすり替わってしまった、この大量生産・大量消費のファッション業界を支えているものは、海外の安い労働力に他ならず、低賃金、悪環境で働く様子、いかにアメリカ国内の生産業が廃れて行ったのか、更には高額なブランドファッションにはまって自己破産した女の子の話、Goodwillに寄付された服の行方についての話なんかが書かれています。

考えさせられる内容だったので読んでみる価値は絶対にあるのですが、書き方が悪いのかとても読みにくいので苦労しました。もっと惹き付けるような感じで書いてくれたらいいのにな〜って思いました。

図書館で借りて正解でした。

中古服サイトThredUPにも新品タグ付きの婦人服が結構あって、それは買ったけど着なかった服、つまりは買わなくてもよかった服というわけで、この本を読んでから、そんな服の運命に対してもちょっと思いを馳せてしまう自分がいます。

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